Cards Against Humanityは、大人向けのパーティーゲームで、プレイヤーはトランプに印刷された、一般的に攻撃的、きわどい、政治的に正しくないとされる言葉やフレーズを使って、穴埋め問題を解きます。
このゲームは、1999年に発売されたカードゲーム「Apples to Applesと比較されており、2011年のKickstarterキャンペーンで生まれました。タイトルは、政治的に正しくない内容を反映して、「crime against humanity（人類に対する犯罪）」というフレーズを意味しています。
ゲーム内容
黒い「質問」カードと白い「答え」カード
ゲームを始めるにあたり、各プレイヤーは10枚の白いカードを引きます。
ゲームに同梱されているルールブックによると、最も最近排泄した人が「カード皇帝」（または「カードツァー」）となり、黒いカードを1枚表にして出します。カード皇帝は、黒いカードに書かれている質問や穴埋めフレーズを読み上げます。
他のプレイヤーは、白カードを1枚（または黒カードの枚数分）裏向きでカードチャージャーに渡して、質問や空欄補充に答えます。
カードチャイルドは答えをすべてシャッフルして、それぞれのカードの組み合わせをグループで共有します。効果を上げるために、カード・チャイルドは通常、各答えを発表する前に黒いカードを読み直します。そして、カードチャージャーは最も面白いプレイを選び、それを提出した人は「Awesome Point」を1点獲得します。
ラウンド終了後、新たなプレイヤーがカードチャージャーとなり、全員が白カードを10枚まで引き直します。
白いカードの品詞は名詞や動名詞で、単語や句の構造を含みます。白いカードの品詞は名詞や動名詞で、単語でも句でもOK。白カードも黒カードも、まれにこのルールを破ることがあります。
ルールには勝ち方が書かれておらず、単に楽しむことが目的となります。
Cards Against Humanityのルールは柔軟性があり、ルールに記載されているハウスルールを利用して、プレイヤーが自由に変更することができます。
なお、公式ルールには、以前に獲得した「オーサムポイント」をギャンブルして、ラウンド中に追加の白いカードをプレイする権利を得ることができるという追加規定があります。
開発の経緯
Cards Against Humanityは、ハイランドパーク高校の卒業生8人によって作られました。人気のカードゲーム「Apples to Apples」に大きな影響を受け、当初は「Cardenfreude」と名付けられました。共同制作者のBen Hantootは、Magic: The Gathering、Balddash、Charadesなどの様々なゲームの経験からインスピレーションを受け、Mad Libsがこのゲームに「最も直接的な影響を与えた」と述べています。
このゲームは、Kickstarterのクラウドファンディング・キャンペーンで資金を調達しましたが、これは、当時のアメリカ大統領バラク・オバマの選挙運動のデザインに関する本のクラウドファンディング・キャンペーンに影響を受けたものでした。 キャンペーンは2010年12月1日に開始され、2週間で目標額の4,000ドルを達成しました。 キャンペーンは2011年1月30日に終了し、当初の目標額の400％弱にあたる15,000ドル以上が集まりました。この追加資金により、クリエイターはゲーム自体に50枚のカードを追加しました。
発売・販売
6ヶ月の開発期間を経て、Cards Against Humanityは2011年5月に正式にリリースされました。その1ヶ月後には、Amazonのゲームランキングで1位になりました。 発売以来、CAHは徐々に人気を集め、年を追うごとに売り上げが上昇しています。
シカゴ・サンタイムズ紙は、CAHが少なくとも1,200万ドルの利益を得たと推定しており、同社によると、数字を追跡し始めてからの1年間で、PDFファイルを150万回ダウンロードしたとされています。
2011年10月、カルバーシティで毎年開催されるゲームフェスティバルの「IndieCade」の「Big Games」エリアの一部として出展され、最初の拡張版のリリースが発表されました。 2011年11月、拡張版がリリースされ、3日間で完売しました。最初の拡張版には100枚の新しいカードと12枚のブランクカードが含まれていました。
